DCでの日々やあれこれ…
by yaezakura6024
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Rent Control

 Rent Control っていうのは、

 「入居した時の家賃から、ビタ1セントも家賃は値上がりしない」ことだと思ってました。

 大まちがいでした。

 来月から、家賃が上がる。
 と言っても、ほんの数十ドルなのですが。

 アパートの管理会社からの封書が届いたのです。
 ちなみに、この管理会社は昨年の暮れにいきなり変わってうちの大型アパートの管理を担当し始めた。それで何が変るわけでもなく、家賃支払いの小切手の宛名が変るぐらいで、しかも各階のエレベーターホールと廊下を全て新しくリフォームし、更に快適になったほど。

 光熱費は全て家賃に込みで、いくら電気や水を使おうと気にしなくていいし、例年になく寒い今冬にも暖房をケチられることもなく、今どき珍しい良心的なアパートだなぁと思っていたのだけど。

 こういうオチがあったのか。。。

 

 いえいえ。家賃が上がったのは別に管理会社の陰謀でもなんでもなく。

 「家賃上がるよ」通告の手紙の中にも、慌てて引っ張り出して確認した契約時の書類の中にもちゃんと書いてあったのです。
 Rent Controlがかかっているアパートでも、家賃を上げていい理由があるのです。

 それは、物価の上昇。

 経済が正常である限り(いや、一昨年の暮れからアメリカの経済は正常じゃないけど)物価は年が経つごとに少しずつ上がります。全ての物の物価が上がるのだから、家賃だってその分上げないと、管理会社が赤字になってしまいます。

 その「当然の理由として上げていい額」をAllowanceというようです。

 Rent Controlは各自治体で制定しているらしく、DCの場合は「消費者物価指数(CPI)のプラス2%まで。ただし、全体で10%を越えてはならない」。

 だから、家賃1000ドルの場合は、最悪で100ドルの値上がりもあり!?

 ちなみに、自治体から発表された今年度(?)のCPIは4.8%、と手紙の中にきっちり書いてある。
 ためしに値上がり額をもとの家賃で割ってみると、約3.4%。

 その気になれば6.8%分上げられるのだから、まぁ良心的なんではないだろうか。(と、無理やり自分を納得させる)そして、値上げは1年に1回のみとも決まっているので、すくなくともこれから1年はこの値段だし。

 NYにいた頃はずっとルームシェアだったので、「いきなり家賃が数百ドル上がった」なんて恐ろしい話(NY、特にマンハッタンではこういう話はザラみたいです。だから、みんなブルックリンやクイーンズに流出していく)も、どこか他人事で聞いていた。
 自分ひとりの部屋をようやく確保して、その代わりこうして何もかもが自分自身に降りかかってくる。

 ただ、この快適さに慣れてしまうと、家賃を安く上げるためでもとても共同生活には戻れなさそう…

 DCのこの地区は、あえて東京にたとえるなら霞ヶ関の真横に広尾と青山がくっついてるみたいな感じ(?)で、職場まで徒歩10分、ホワイトハウスまで徒歩15分。

 20畳は確実にありそうなスタジオに、異様に大きなバスルームがくっついて光熱費込み込みでこのお値段、は、東京都心やNYマンハッタンでは考えられないんじゃなかろうか。

 でも、この界隈で間違いなく一番安いアパートだけれどもね。



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 アパートの外でいきなり「この子と一緒に写真を撮って」と声をかけてきたおばさん。同じアパートの住民のかたでした。

 

 
 
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# by yaezakura6024 | 2010-02-03 11:50 | Life

Cheer DC、遂に始動

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 『Cheer DC』のInformation Sessionへ、行って来た。

 DCに引っ越してくる前に住んでいたNYCには、Cheer NYというチアーリーディング・チームがある。
 メンバーは男性はほぼ全員ゲイ、女性はストレートでゲイ・フレンドリーな人たちばかりで、ゲイのスポーツ・ゲームやLGBT関連のイベントでチアする、とても大きなチームだ。

 お友達がメンバーだったこともあって、彼らの参加するイベントはちょくちょく見に行って写真を撮ったりしていた。 
 就職のためにDCに移ることになった時に、「DCでもゲイチアを作ろうとしてる人たちがいるから、コンタクトしてみたら?」と教えてくれたのは、CNYのディレクター。
 早々に連絡をとったのは去年の今頃。

 その後1年は、諸事情があってなかなか話が進まなかったのだけど、遂に本格始動することになったのだ。

 沈黙を保っていた1年の間にも、創始者の二人はいろいろと地道にスポンサーや練習場所を探しており、このInformation Sessionの場所を提供してくれたのも、Uストリートにあるスポーツジム。
 今後も、スタンツなど以外のダンスのような練習には、このスタジオを提供してもらえるらしい。

 Cheer DCといえども、参加希望者は遠くはボルティモアやリッチモンド(基本的にはDCへの通勤圏)から来る。
 昨日のあいにくの大雪のせいで、今日は参加できなかった人たちもいた。
 
 それでも、集まったのはみな、かつて高校や大学で本格的にチアを経験した人たちばかり。今でもチア・コーチをやっているという猛者まで何人かいる。

 トライアウトは、3週間後の2月21日。
 
 ただ、Cheer DCは競技チームではないので、基本的には「本気で参加する」という気持ちがあれば、技術は教えてくれるらしい。

 そう。素晴らしいのは、練習場所が本物のチア・ジムだということ。
 
 (チア・ジムは床が体操競技用のクッションの入った床で、ケガ防止用のマットやスリングがちゃんと揃っているのです)

 そして、コーチとして参加してくれる人も、本物のプロのチア・コーチ。

 
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 参加希望者の中で「唯一の全くの未経験者」である私には、特別な自主準備は何もできないのだけど。

 とりあえず、いつものジムでの体力・筋力トレーニング+週末ホットヨガを更に力を入れるのと、ここしばらく休んでいたHip Hopダンス・レッスンに集中して行こうと思っている。(← はい、付け焼刃です。)

 非常に寒いDCですが(また大雪降ったし・・・)

 やる気、出てきました。
 
 
 
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# by yaezakura6024 | 2010-02-01 12:21 | Gays

30代2度目の、厄年

a0170036_6212948.jpg忙しかった1週間を終え、帰宅すると、大型の封筒が届いていた。

てっきり注文していた本でも届いたのかと思いきや、差出人は日本の両親。
いつも何か送ってくる時は必ず事前にメールなりで連絡があるので、不思議に思いながら開けると、大きな木の御札。

私の実家から車ですぐ近くのところに、門戸厄神というけっこう有名な厄除け神社がある。昨年に帰省した時も、お参りに行って厄除けのお守りを買って帰ってきた。

けっこう立派な御札と共に入っていた手紙には、

「先日、厄神さんの大祭があったので、参拝に行って厄除開運の願いと年間祈祷をお願いし御札を頂きました。
 厄明けまでは、日頃の言動や行動には気をつけて、慎重に行動する様にして下さい」

と書かれていた。

女は30代に2度も厄年がある。

30代前半にある大厄(3年間)が終わったと思ったら… 今年36になる私は、数えで37歳、次の厄年もう到来。

ただ、昨年の暮れから今年の頭にかけてとてもとてもひどい事があったのと、仕事帰りの金曜の夜に、週末になんら楽しい予定があるわけでもなく、顔に突き刺さるような冷気の中を黙々と独り暮らしのアパートに帰ってきた直後だったから。

なんだか、とても感激した。

夜の7時半だから、日本では朝の9時半。受け取った連絡がてら久しぶりに電話をかけると、母が出た。

まずは、ありがとう。

そして、普段なら絶対に言わないのだけど、「年越しにかけてひどいことがあったから、ちょうどよかったよ」と、言ってみた。

即座に何があったと聞いてきた母に、恐る恐る事の次第を話した。
でも、予想に反してきつい言葉は返ってこず、「まぁ、それで返って良かったのかもしれないよ。厄が離れて行ったんだよ」と不器用ながらも精一杯の励ましの言葉が返ってきた。

「ひどいこと」に一応区切りがついた時に、改めていろいろ考えてみた。

女35、独身。今後も独身じゃなくなる可能性は、ほぼ見えない。

ただ、全くと言っていい程結婚願望はないし、生まれてこの方母性本能が会ったためしもなく、このまま独りで気ままに生きてくのもいいんじゃないの、と思っている。
ありがたいことに、両親から「結婚しろ」系のプレッシャーは全くないし、彼らもどうやら「この子は一人で気ままにやってく方がいいだろう」と信じているフシがある。

大学院留学をして、卒業し、なんとか就職し、無事ビザも取れた。


次の目標は「結婚じゃなく、自力でのグリーンカード取得」だった。でも、改めてフ自分の今後を振り返ってみて、はたと考えたのだった。
渡米後4年間、とにもかくにも「アメリカにいる」事にしがみついてきたけど。果たして、なぜしがみついてるのだろう?

何が何でもアメリカにいたい、と思う理由は、そもそもあるのか?

確かに「日本に帰りたくない」、これは絶対条件。
そして、英語以外の言葉を今さら習得したくない(英語でさえも、まだまだなのに)、これも理由。
この2つの条件で、「アメリカにいたい」と思ってたわけだけど、じゃぁ、アメリカそのものに対して、何かしがみつく理由があるのだろうか?

ないな、考えてみれば。

英語圏なら、カナダだってオーストラリアだって英語圏だ。それ以上に、世界のかなりの場所で、英語は一応通じるだろう。
だったら、もし自分でできる限りのことをして頑張って、それでもグリーンカードが取れないなら。出てっても、いいんじゃないの?

少なくともあと数年は今のビザで滞在できるわけだし、次の選択が迫られるときには、私はもう40半ば近く。
30代も折り返し地点を過ぎて、わかってきた。

女は年をとればとるほど、モノがいらなくなってくる。

自分が本当に好きなものや、必要なモノがわかったし、なければないで大丈夫なものもわかっている。こうしてどんどん、モノが身の回りからなくなって行って、いつかは憧れの「スーツケース一つで、好きな時に好きな所で」生きる生活が実現するのかもしれない。

そんな話しを、つい調子にのって母に話してみた。

基本的には「老後の安泰」のための備えを信じるうちの両親だから、「バカなこと言って、年とったらどうするの」と怒られるかと思ったら。

「いいじゃない。お母さんがもっと若かったら、私が自分でそんなふうに生きてみたい」

予想もしない言葉が返ってきた。

肩から、もう一つなにか荷物が転げ落ちたような気がした。

自分では納得した生き方でも、世間的に見ればもう十分に親不孝な生き方でも。
最低限、老い先長くもない両親が逝く時に「あの子はどうなるんだろう」と心配させながら逝かせたくはないな、と思っていたから。

そうか。
私は、いつでもどこにでも行けるんだ。行っていいんだ。

生きていくぐらい、まぁどうにか何とかなるでしょ。

あれほど先のことをくよくよ悩んでた気もちが、スキッと軽くなった。

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御札は南か東に向けて高い場所に、ということなので。
おそらくやや北東向きの窓の我が部屋では、ここに飾るのがいいでしょう。

厄神さんでは、これから1年毎日私のために祈祷してくれるらしい。

1年後には、御札はお返しです。
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# by yaezakura6024 | 2010-01-31 06:22 | Life

『Mr. Yogato』 ~フローズンヨーグルト

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 ワシントンDCの代表的ゲイエリア、デュポンサークル地区。
 その中でも特にゲイゲイ濃度の高いのが、P Streetから北の4~5ブロック分の17 Street沿い。

 このゲイ・ストリートの南の端っこぐらいにあるのが、わたしの超お気に入りフローズンヨーグルト屋さん 『Mr. Yogato』です。

 デュポンサークルの北東部にあたるこの辺りは、なんともおしゃれな古きよきレンガアパートが並んでいて、『Mr. Yogato』もそんな古いアパートの半地下階にある。

 フローズンヨーグルトといえば、発祥地西海岸から北米大陸をひとっ飛びしてNYにも2大ブランド『Pink Berry』と『Red Mango』が次々とオープンしていた。
 でも実はNYではフローズンヨーグルトは2回(!)しか食べたことがなかった。

 だってとにかく値段が高い!一番小さなカップにトッピングを2種類もつければあっという間に6ドル台。一日10ドル生活!とか言っていた学生の身には到底近づけない贅沢品だった。

 それがいまや、週に3~4回はこの店に通っているのだから、人生ってわからない。

 きっかけは2週間前に職場のお友達と週末にランチを食べに行き、郊外のフローズンヨーグルト屋さんに連れて行ってもらったことだった。

 フローズンヨーグルト屋さんは、チェーン名は違えどもなぜか共通してポップで似通った内装で、客の大半はアジアンというのはNYだろうとDC郊外だろうと変わらない。
 お値段の相場も、まぁ変わらなかった。ただ、変わったのはわたしは現在は「収入がある!」ということ。
 久しぶりに食べて美味しかったのだけど、いかんせんスモールサイズはあっという間になくなってしまう。「もうちょっと食べたいなぁ・・・」と思いつつ、いつもスーパーの行き帰りに目にしながらも足を向けることのなかったこの店のことを思い出したのです。

 家に帰ってウェブサイトを見てみると、なんだか他の一般的なフローズンヨーグルト屋さんとは一味も二味も違っているような雰囲気。しかも、お値段も1~1.5ドルぐらい安い!!
 これはぜひ行ってみるべき!と、ある夜に足を踏み入れて以来、ころっとはまりにはまってしまったでした。

 最大の要因は、最近始めてこちらも思いっきりはまってるホットヨガとダンスがデュポンサークルの北側に並んでいて、そこからアパートまでの帰り道に通るのがこのゲイストリートだから。
 とくにホットヨガで90分蒸し蒸しに蒸されて汗を滝のように流した後は、頭の中はもうフローズンヨーグルトのことで一杯。最後の2~3ポーズの辺りでは心を沈めて自己を見つめるどころか「今日はどのフレーバーをどのトッピングで・・・」しか考えていない。

 週に3~4回はホットヨガに、ダンスは週2回というわけで、ほぼ毎日汗を流しながらゲイストリートを歩くことになり、そのままふらふらと足は『Mr. Yogato』へ・・・・・・。

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 スタッフは総勢何人いるんだろうか?
 日によってけっこう違う顔ぶれなので、間違いなく6~7人はいると思われる。

 この日はこの爽やかなお兄さんが、お出迎え。(実は、この人がオーナーでした!)
 どのスタッフもみんなとてもフレンドリーで、週代わりのフレーバーも食べたことがなければ決める前に2口分ぐらいを試食させてくれる。

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 トッピングはフルーツとシリアル、チョコが中心。
 かつてはアンコもあったらしいけど、調達するのに郊外のコリアン・スーパーまでわざわざ行かなければ行けないということで、現在はちょっと休止中らしい。

 チョコスプレーや、ハチミツなどはタダで自分で好きにかけていいようにカウンターの上に並べてある。

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 店内は決して広くはないけれど、ネットもタダで使えてカードゲームやビデオゲームもあり「好きなだけ仲間どおしでうだうだしててくれていい」ということだそう。

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 この日のスタッフ、スティーブ君ととサブリナちゃんに「店内の写真を撮っていいか」と頼むと快く了承してくれたばかりか、壁の手書きのキャラクターの前でポーズまで。

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 こちら側の壁には料金表や他のメニュー、ホワイトボードには客がトッピングのリクエストを書く欄や、「本日のディスカウント・チャレンジ」なんかがびっしりと書いてある。

 ちなみに、30日連続で通ってオーダーするとその人の名前のついたフレーバーを作ってくれるらしく、もう20人ぐらいの人が達成して名前つきのフレーバーを持っているよう。

 ウェブサイトにも「これをできたら50%オフ」とか「このトリビアが答えられたら10%オフ」とか、いろんなこの店オリジナルの「ルール」が乗っている。

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 そして、パッと目を引いたこのチャレンジ。

 「目を閉じて爪先立ちで15秒立っていられたらタダ!」


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 やってるし(笑)

 なにせヨガ帰り。抱えていたヨガマットを見てサブリナちゃんやスティーブ君は「こいつは、もしやヨガマスターか・・・」と達成を期待したそうなのだけど、残念、ものの6秒ぐらいしか持たなかった。

 いや、目さえつぶらなきゃできる自信は・・・あるぞぉ・・・

 ちなみに、これまで8人ぐらいは達成したらしい。(バレリーナに違いない)
 
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 お気に入りトッピングの「モチ」と「グミベア」をグヮバ味にのせて。

 モチが腹持ちがよく、グミに噛み応えがあるからこれだけで結構お腹一杯な気分になれる。
 スモールサイズ3ドルにトッピング二つで1.5ドルで、しめて4.5ドルなり。

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 大満足♪

 店内の撮影許可までもらった上に、写真まで取ってもらう厚かましさはアメリカ生活4年のたまもの。

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 さすがに30日連続で通うほどまでの情熱は燃えていないけれども(やったら逆にもう食べたくなくなりそうだし・・・)、しっかり毎日の売り上げには貢献している身なのでスタンプカードはいつでもばっちりお財布に入れてある。

 少し暖かい日だと店内一杯に列ができて、外の歩道でも友達同士で和気藹々とフローズンヨーグルトを食べている光景が繰り広がっているこのお店。

 日が落ちた後は、同じ通りに並ぶゲイゲイ・バーやレストランに向かうゲイゲイの群れ(いや、本当にいっぱい)が目にも麗しいというおまけつきで、舌にも目にもヨロコビあふれる新しい日常生活、なのでした♪♪
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# by yaezakura6024 | 2009-03-25 22:48 | Shops

大統領就任式の裏通り

 一昨日の1月21日には今後アメリカの歴史を語る上では絶対に欠かせない、世紀の大イベント「オバマ新大統領の就任式」があった。

 就任式やパレードに関しては日本でも実況生中継や何やらで、これでもかと繰り報道されていると思うし、アメリカ在住の他のブロガー様たちもこぞって書いていると思うので、わたしが今さら書く必要もないでしょう。

 しかも、就任式もパレードも見に行かなかったし。。。

 現場から非常に近い場所にいたものの、仕事だし、そもそもチケット持ってないし、記録的な寒さの中で数時間もたちっぱなしでゴマ粒みたいなオバマ夫妻見ても仕方ないし。。。。(言い訳言い訳)

 でも実は、数日前から繰り返し流れていた当日の厳しい交通規制や道路閉鎖の情報から、うちの職場は前日夜からみんな職場に泊まり込んでいたのです。

 NYからアムトラックで帰って来る過程で、通常なら3時間半ですむ乗車時間がなんと1時間以上も余計にかかった。あげくに、DCのユニオン駅に列車が入る前になぜか30分も止められ、ようやく到着した駅周辺は完全に車両進入禁止。
 そこらじゅうにあふれてぶらつくおのぼりさん達を蹴倒したい気分を抑えながら駅エリアの外側まで歩いて、たまたま誰かが目の前で降車したタクシーをもぎ取った。

 普通ならアパートまで一直線の道、ものの10分で到着するのが、就任式前夜のパーティーやらコンサートやらで市内中が交通規制で、ぐる~っと大回りしてようやくアパートに到着。荷物を置くと、再び部屋を出て、普段とは大違いに人が溢れる夜のDCダウンタウンをとことこ歩いて職場に入り、そこで一夜を明かしたのだった。

 もともと「自衛隊出身ってことは・・・体力ありますよね?」って念を押されて採用された仕事だけど、さっさと元自の経歴がいかんなく発揮されている・・・。

 そして、一夜明けて21日の朝7時。

 床に敷いて寝ていた野外用簡易マットからのそのそと這い出し、まずは窓の外を確認した。

 就任式・パレード地域に入るためには数ヶ所だけもうけられたチェックポイントを通過しなければならず、大抵の人たちはすぐに連邦議会の真向かいに広がる「National Mall」に南東側から入るはずなので、Mallの北西、ホワイトハウス裏に位置するこの職場近辺まで到達するには、少し時間がかかるだろうと思っていたら。。。

 すでに、歩いてる人たち発見。

 この時間に歩いてる人たちは、間違いなくほぼ徹夜状態でゲートの前に待っていた「とてもやる気のある人たち」に違いない。
 なんと5~6歳ぐらいの子供たちまで手を引かれてとことこ歩いているファミリー主体のこの第1集団は、圧倒的に黒人の人たちだった。

 そして。。。 

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 まだ、日本の歩行者天国で普通にありそうな人ごみ、観光客で溢れるNYの五番街ならこれより混んでるかも・・・程度だった、人の波は・・・・

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 あっという間に、ぞろぞろ、

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 ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろぞろ・・・・

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 うわ~!!! すっごい!!!

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 推定200万人の見物客の「ほんの一部」、National Mallの南東地区へのルートがキャパ一杯で閉じられた後に、北西からぐる~っと回って入ることを余儀なくされた人達の群れ。。。だそう。

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 風や雪が降らなかったからよかったものの、当日の気温は零下10度近く。

 今冬でも一、二を争う寒さの朝、事前に「零下の気温で最低2キロ歩く体力のない人たちは来ない方がいい」という通達(警告?)が出ていたほどだとか。

 早朝の徹夜組らしき人たちの格好は、もうコートの上からマフラーや毛布までぐるぐる巻きで、即席ホームレスのような大集団が黙々と同じ方向に歩いているのは、いっそ不気味だった。

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 もちろん、2キロ行軍が終わったらそれでおしまい♪ではなく、彼らはこの後数時間、寒空の下立ちっぱなしで就任式を待つ運命。

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 ちなみに、この就任式の後の昼食会では老齢の議員(一人はケネディー議員)が二人も寒さと疲労で倒れるというニュースまで起きた。

 式の直前までは温かい室内にいて、式の間も座っていられた人たちでも倒れるのだから、徹夜明けの上に2キロ行軍した後4~5時間立ちっぱなしで待っていた人達の執念と気力たるや、想像を絶するものがある。

 その執念の原動力こそが、オバマ大統領なのだ。



 さて、約1時間遅れの3時半から始まったパレードは最初のうちは大統領夫妻が車に乗ってゆっくりと進むだけなので意外と退屈で、ちょっとルート近くを歩いて現場の雰囲気だけでも味わおうと外にでた。

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 パレードの最終地点、観閲台を裏から見るとこんな感じ。こちら側の台は主に報道機関用。

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 就任式の前の慣例として大統領夫妻が礼拝をする『St. John's教会』は先日まで新大統領家族が住んでいた『Hey Adams』ホテルの向かい側。
 外側がべたっとパステルイエローなので、他の歴史的な教会に比べるとあまり外観に荘厳さは感じられないので、そのまま通り過ぎてしまいそうになる。

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 この日この人ごみにあわせていろんな団体やグループが来て、ビラやパンフを配ったり、デモンストレーションをしていたけど、これもその一つ。

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 早朝から人ごみとともに入ってきたオバマ・グッス売りの人たちもそこらじゅうで商魂たくましく店を広げている。
 NYと違うのは、人ごみにしても物売りにしても、圧倒的にアジアンの姿が少ないこと。ほとんどが白人か黒人かの二極両端で、ラティーノ系すらもかなり少ない。
 
 DC自体がそんな感じで、ここにいるとアメリカに来て初めて「アジアンは全人口のほんの数%しかいない、圧倒的なマイノリティーである」という事実を実感する。
 
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 なにやら塀の上の少しでも高い場所にずらりと並ぶ人々。

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 このようにフェンスでパレードルートに通じる道は完全に封鎖され、チケットを持っている人たちだけが中に入れるようになっている。
 そのチケット保持者ですら、早めに来なかった人たちは「キャパいっぱい」と閉じられたゲートからもはや入ることはできず、こうしてフェンスの向こうから少しでもパレードの様子を見ようとここに集まっているのである。

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 白いテントがチェック・ゲート。

 そのむこうに見えるのが階段状の観覧席とラッキーにも入れた人々。

 左に見える建物は財務省で、ここからが前の記事で写真をのせたホワイトハウス裏側のパレード最終地点。

 この後、オバマ夫妻が遂に車を降り、観衆に手を振りながら歩いたのは、まさにこのゲートの向こうのあたりからだった。


 さて、この日一番目を引いたのが、こちらのグループ。

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 まだ朝の早い、人ごみがそこまで溢れていなかった時にひときわ目を引くオレンジの服。
 ガンタナモ・ベイの捕虜収容所に対する抗議活動のグループである。

 この姿で街中を黙々と歩いていたのとは全然関係なく、だろうけど。
 あっという間に静けさが戻り、まったく通常通りのようなDCのホワイトハウスで今日1月23日、オバマ大統領は「ガンタナモ・ベイ収容所閉鎖」にサインをしたのだった。


 何が正しくて、何が間違いかはよくわからないけども。
 どうか、アメリカが、どうかよい方向に向かっていきますように。

 人々が憧れた「良きアメリカ」が戻ってきますように。
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# by yaezakura6024 | 2008-01-23 23:49 | Events