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Cheer DC トライアウト
さかのぼること1ヶ月以上も前、2月21日。
Cheer DCの第1回トライアウトに予定通り挑戦してきました。 トライアウト準備と言っても、そもそもまったく初心者のわたくし。せめてダンスのクラスに集中的に行こうと意気込んでいたら、週末のたびに大雪でダンスクラスまで急遽キャンセルになる始末。 結局、なんの準備もなしにトライアウトにぶっつけ本番突入となった。 場所は今後もCheer DCの練習場となる、DCから車で40分ぐらいのRockvillek地区にあるチア・ジム。駅からも3マイル離れているので、車がなければかなりツラいロケーション。この日もCheer DCの創設者の二人の車に同乗させてもらった。 Cheer DCを始めるぞ、と最初に聞いてから1年。トライアウトを実際にやるぞ、と聞いてから1ヶ月。 ふたを開けてみると、20人ぐらいがトライアウトに集まった。 何より感動したのが、女の子が他に2人いたこと。 しかも、彼女たちは高校~大学を通じてず~っとチアをやってきている経験者なので心強い。 三々五々、自己紹介などしながらウォームアップをして時間をつぶし、参加者全員が集まり終わったところで、トライアウトのためのダンスの練習が始まった。 このダンスの振りうつしの間に、一人ずつかわるがわる面接をする。 振り付けの間に面接してしまうと、ダンスについていけなくなりそうなので、振りを全部教えてもらい終えるまではダンスに集中。 一通りの振り付けが終わり、ちょうど休憩に入ったところで、タイミングよく面接の順番が空いた。 面接者4人のうち3人は、もうかれこれ1年ぐらい知っている間柄。そういう意味で緊張せずにすむのはありがたい。 「毎週日曜の夜の練習にはちゃんと来れるか」「イベントにちゃんと参加できるか」という、参加するからには責任を持ってちゃんとコミットできるかどうかの質問のほかに、チームに参加して何をしたいかという希望、そして「ゲイのチームで、ゲイのイベントに参加して活動することになるが大丈夫か。シャイにならないか」という質問も。 男性参加者はもれなくゲイの元チアリーダーなので、この質問自体があったかどうだか。たぶんに女性参加者対象の確認事項だったのかも。 そして私に関しては、まぁ「何をいまさら。。。」な、質問なわけで。 ええ、もちろん質問した側もちゃんとわかっております、私の過去の数々の御行状は。。。たぶん、一応形式的に質問してみたんだと思う。 すでにNYのゲイプライドで水着姿で参加して、五番街を闊歩したと、(彼らは既に知っているけど)ニコニコと答えると、唯一この日がほぼ初対面のコーチ(もちろんゲイ)が大爆笑。ちょっと予想外だったらしい。 トライアウトは結局4時間続いた。 ほぼ3時間半はダンスの練習だったので、もう参加者全員へとへと。 唐突に「こことここに並んで」と適当に並ばされて、いきなりダンスのチェックが始まってしまい、ちょっと不意をつかれた私はおたおたしてしまい振りの半分以上を間違えた。 ううう。。。。練習中は完璧にできてたのに。。。やっぱりとことん本番に弱いやつ。(泣) そのフォーメーションのまま、ジャンプの技量のチェックになった。基本中の基本のトータッチ・ジャンプ(開脚ジャンプ)。 他のみんなは軽々とやってたけど。。。ええ、もちろんできませんよ、わたくしは。 そして、最後にほんのちょこっとだけ、スタンツだった。 これまた基本中の基本のエレベーターで、ベースの二人は見るからに頑丈そうな熟練ベース。エレベーターは前に少しだけ練習したことがある。しかもあの時は普通の屋外の土の上だったけど、今回はチアジムのスプリング入りの床。下で支えてくれているのは仮に落っこちても軽々と受け止めてくれそうな頑丈なゲイ二人。 結果は次の日にはメールで送られてくることになっていた。 そして、次の日に届いたメール。 Cheer DCのメンバーになりました。 ただし、「条件つき」 私が他の全員にくらべて圧倒的に技術も経験もないのは明らかで、それでも彼らは私には「Potential」があると感じてくれたらしい。だから、とにかく練習を人一倍熱心にやって、仮にどうしても参加できないような高度なスタンツを使うようなパフォーマンスの場合は、時には「見てるだけ」もありうる、ということ。 それはもう、至極もっともなこと。 彼らの足を引っ張りたくはないし、チアは基本的には非常に危険を伴うスポーツなので、生半可な気持ちや技術でやっては、私自身や他の誰かが怪我をする。 だから、できるところはやる。 まだできない技には、練習は続けつつ、参加しない。 とにもかくにも、彼らが「伸びる可能性がある」と信じてくれたことを裏切らないように、練習に励もう。 雪嵐が去りゆくと共に誕生した、「35歳の『まったく初心者』チアリーダー」。 がんばります。 #
by yaezakura6024
| 2010-03-28 10:31
| Gays
新しいパソコン登場
とうとう逝ってしまいました。
足かけ5年。 ともにアメリカに渡り、ピッツバーグからNY、DCと流れ歩く日々の喜びも楽しみも、苦しみも、いつも共に分け合ってきた、大切な相棒。 マイ・パソ、ダイナブックちゃんが、とうとう完全に御昇天してしまわれました。 合掌。。。 そもそも、1年以上前からかなりヤバい病状ではあったのです。 どうやら、冷却ファンにガタが来たのか、起動したとたんに「ぶぉ~ん」と大音量をたて、直に目撃する機会のあった稀有な友人・家族からは、「。。。これって、普通の状態・・・じゃないよね?」と容態を心配されつつ。 ほとんど死の床にあったダイナブックちゃんを無理矢理引きずり起こすがごとく働かせ続けて、1年強。 ある朝、気がつくと、冷却ファンはもう何の音もたてなくなっていた。。。 冷却ファンが作動しないと、ハードディスクはすぐに熱くなります。 そうすると、焼きつき防止のために、パソ本体は強制的に電源を自ら切ってしまうのですね。だから、起動して10分もすると、ぷしゅぅっとやる気のない音を立てて画面が真っ暗になってしまうので、まぁ、まともにはもう使えなくなったのです。 仕方なく、買いました。 新パソを。 旧ダイナブックちゃんをここまで無理矢理働かせてきたのは、とにかく大きな出費はできるだけ避けたいという一心。少なくとも、2009年の間は何が何でももってもらわないと、ビザ変更で日本に帰る旅費がない。 そんな私の苦境をわかってか、ダイナブックちゃんは2009年を何とか生き抜き、4年ぶりの日本への里帰りも果たし、年を越えた大雪のふる2月にひっそりと息をひきとったのだった。泣けてくる忠義心である。 こうしてやむにやまれぬ状況で強制的に発生した新パソ購入。 店まで行くのも面倒だったので、初オンライン利用で発注しました。 (『Best Buy』のような大箱ショップはそもそも郊外にあるので、行く足がない) ヨドバシカメラや秋葉原のような便利な店や場所のないアメリカでは、そもそも『Best Buy』のような一応大型電気店に行っても、圧倒的にパソコンはブランドの数も、品数もない。 選択肢がありすぎるとかえって選びずらい、という贅沢ななやみはこの国には、ない。 とにかくアメリカブランドと、台湾・コリアンブランドは買いたくない、愛国心にあふれるわたくしなので、東芝か、ソニーか、パナソニックか。 『Best Buy』はパナソニックと何かあるのか、まったく扱っていないようなので、残るは二つ。個人的になぜかVAIOと非常に相性の悪かった過去をもつ私は、迷わずもう一度東芝を選んだのだった。 今発売されているパソならどんなパソだって、5年前のダイナブックちゃんよりは要領も大きければ、機能も優れている。しかも、もう学生時代のようにエクセルやパワーポイントを使いまわす必要もない。(職場には職場のパソがあるので) 予算以外で、こだわったのなんて「色」だけである。 パソが死んでいるので、i-Phoneの小さな画面で選んで、必要事項を記入して、注文を完了するといういい加減さのきわみで、パソ購入という一大出費は10分で終わってしまったのだった。 ちなみに、注文したのは土曜日。休日である。 画面上には、届くまでには少なくとも1週間かかる、とあった。 なにせここはアメリカ、1週間で届くのなんていい方なくらいで、どうせ一日ほとんど職場にいるし、家ではi-phoneで最低メールチェックぐらいはできるから問題ないだろうとおもっていたら。。。 なんと、月曜日に、届いた。 やるじゃないか、『Best Buy』。 完全に見直したよ。 これまで見くびっててごめんよ。 なんだ、やろうと思えばできるじゃないか、アメリカ。 写真だと、やや灰色に見えますが、白でございます。 こだわったのはそこだけでございます。 ええ、本当はお金があれば「Mac」が欲しかったんでございます。 その日のうちに必要なソフトをインストールし、写真や音楽を移して、セットアップ完了し、いまやぐんぐんばりばりと働いてくれております。 はや~い!! 音がしない~!! (← いや、本当はこれが普通の状態) 一緒に白いミニのマウスまで買ってしまいましたです。 そして、マーフィーの法則とでも申しますか、なぜ人は何か大きな買い物をするとその勢いで他にも買い物をしてしまうのでしょうか? ずっ~っと『Amazon.com』でチェックして「買いたいな~、欲しいな~」と思っていた、ぷにょぷにょクッション(英語ではBean Bag Cushionと言います)を買ってしまいました。 部屋にあわせてライトブルーなので、なにやら大きなスライムがどんっと鎮座しているようです。(しかも、思ってるほどぷにょぷにょじゃない~ 怒) そして、マーフィーの法則その2。 なぜ、ものは壊れるときは一度に壊れてしまうのか。 腕時計がね、まぁ正確には壊れてないんだけどね、でも、電池の交換が異様に頻繁とかね。もにょもにょもにょ。。。 で、オンラインでブルーのアームバンドのかわいいのを買いました。 カシオ (← どこまでも愛国者) でもね、こういう状況の時には必ずマーフィーの法則その3がやってくるもんなんですよ。。。 ”大きな買い物をしたときに限って、なにやら大きな必要出費が突然やってくる。” チアがね、年会費としてね、250ドル払わなくっちゃならなかったんすよ。 歯医者の6ヶ月チェックで行ったら、虫歯が3ヶ所あったんすよ。保険カバー80%なんで、合計150ドルぐらいかかったっすよ。 確定申告がね、なぜか追徴支払いがあってね。。。。Federal Tax、255ドル、State Tax、40ドルを追加で払ったんすよ。(激怒) 着々堅実貯金への道は、遠いです。。。 #
by yaezakura6024
| 2010-03-06 09:24
| Life
再び、雪あらしがやってくる
からりと晴れ渡った日曜日、ワシントン周辺の人々は雪かきショベルを手に必死に家の周りを雪かきした。
晴れていると言っても、季節はやはり冬。イッキに雪を溶かすわけでもなく、主要幹線以外は厚い雪に覆われたまま。 DCのすぐ外側、メリーランド州の各地で、土日のあいだずっと電気が止まってしまった。真冬の、それも大雪警報のさなかに、何万世帯もの人々が電気(とそれに伴う暖房と、温水)なしで2日もすごす羽目になった。 職場の同僚とその家族は、まさにその不運な何万人のうちの3人だったらしい。 DCと郊外をつなぐ鉄道『Metro』は、地下を走る部分だけ運行し、地上線は運行停止になった。 こうなると、真っ先に簡単に閉まってしまう公立学校は、やっぱり当然のごとく月曜日の休校を決めた。 そうなると12歳以下の子供を1人でお留守番させようものなら親が逮捕されてしまうアメリカ。交通機能が半麻痺状態なのもあって、連邦政府は月曜日を臨時休業にしてしまった。 Superbowlも終わり、月曜日には普通に商品が入荷されるだろうと期待して、月曜の夜に近くのスーパーマーケット『Safeway』に行ってみた。 …プチ・オイルショックはまだまだ立派に継続中だった。 生鮮食品と、卵乳製品、パスタ、パン。その他生活必需食品。補充された形跡もなく、見事に棚は空だった。 明けて火曜日。つまり今日。 この日は「午後遅くから」次の雪あらしがDCに到来すると言う予報だった。 でも、朝からやっぱり学校は閉まった。 そして、連邦政府もまた…(以下省略) 今回の雪あらしは、DC直撃ではなく、やや上にずれてボルティモアからフィラデルフィア一帯が一番ひどい状況になるらしい。 降雪量は週末よりは「やや」少なく、およそ1フィート(30cm強)になる見込みながらも、ものすごく強い風が吹き付けるらしい。 言ってみれば台風の雪版か? 積もってはいても、降ってはいなかった月曜日と火曜日にすら、さっさと閉まった各学校。当然、「雪台風」の水曜日に開くわけがない。 そして、先ほど夕方7時。 連邦政府が水曜日も休業することを公式に発表した。。。 3日連続で雪休業するのは、史上初だそうな。 たしかに、週末の雪はすごかった。今来ている雪あらしもすごそうだ。 でも、曲がりなりにも一国の首都が(しかも、超発展途上国とか、紛争地帯とかではなく、世界の大国No.1のはずの国だ)、例年を越えた雪がちょっと降っただけで首都機能麻痺って、 それって、どうなのよ? (リフレイン×10) 例えば、東京の霞ヶ関官庁街が「大雪だから休みます」と3日連続ですっからかんになるようなもの。日本人なら、まず想像すらできないだろうし、そんなことが実際に起こることはありえないだろう。雪で休校というのも、北海道や東北の小学生が見たらせせら笑いそうな雪量だ。 改めて知る、日本と日本人の偉大さ… 雪が降ろうと、槍が降ろうと、そこは職場から徒歩10分に住まう私。 「交通機関が止まって・・・」という言い訳は全くできないので、明日の朝も定時通りきっちり8時半に出勤する予定。 たぶん、台風レベルの雪あらしの中、雪を掻き分けながら必死で歩くことになるだろう。 ・・・ほふく前進かな、やっぱり。 次の朝、職場へ行く途上の市内中心部。 まさに吹雪。 誰も歩いてません。 #
by yaezakura6024
| 2010-02-10 09:59
| Life
一夜明けると、そこは雪国夜が明けても、雪はやむことなく強い風と共に吹きつけている。 日本では北海道時代以外、NYCでも見たことがないぐらい、見事に雪に覆われてしまった、DC。改めて調べてみると、仙台と同じぐらいの緯度らしい。(← 納得) 風速もそうとうだったようで、木の枝が折れて落ちている。DC東部では、古い木造の教会の屋根が雪と風で崩れ落ちたそう。 さすがに車もほとんど通らず、そもそも車道も歩道も区別がつかなくなっているので、わずかな歩行者(なぜ、わざわざ出歩く?まだ雪あらしなのに・・・)は「元」車道を堂々と歩いている。 2フィート近く(=約60cm強)積もっているそうな。 そんなわけで。 埋まる、車。 埋まる、いぬ。 埋まる、ひと。 (ここ)→ 写真を撮っていると、アパートの部屋のはす向かいに住む隣人が雪にまみれて帰ってきた。 昨夜は早く帰りそびれ、そのまま職場に泊まったと言う。 ちょうど朝食を作るところだったので、コーヒーを持ってきてもらい、雪を眺めつつ久しぶりに会うお互いの近況などを語り合った。 NYCに理想的な仕事が見つかり、3週間後には引っ越すらしい。とある政府機関に勤めている彼だけど、今の仕事が好きではないと聞いていた。良かったねぇ。 昼近くになっても、風やや弱まったとはいえ、まだ雪は降り続ける。 ニューイングランド地方でもないのに、日常的にクロスカントリー・スキーを持っている人がいる街、DC。 なぜ? (それとも、彼らはスイス大使館勤務の人とかだろうか・・・) 無意味に、チャレンジャーが多い街、DC。 アパートの前の道路は主要幹線なので、ひっきりなしに除雪作業車が行きかう。 普通のストリートだと除雪車は入らないので、下手をすると3日ぐらい雪に埋もれていたりする。 そうしているうちに、なんだか妙に人通りが多くなってきたような。 みんな、グループでDupont Circle方面に向かって歩いていく。 ただ大雪をながめに散歩するにしては、妙に人数が多い。 今日は出歩くと言ったって、どこの店も、ショッピングモールさえも臨時閉店をしてしまったので、行く場所もないはず。 理由はすぐにわかった。TVのニュースが流れ始めたからだ。 前回12月の大雪の時に、チャイナタウン地区に若者が集まり始まった「大雪合戦」。どうやら、FacebookやTwitterで当日に呼びかけ、集まったらしい。 この時はどういういきさつか、やってきた警官がなぜか銃を抜くという一幕があり、ニュースになってしまった。 銃うんぬんは別として、ここからDCに新しい慣例が生まれてしまったのか。 今日もいつの間にかFacebookに「Official DC Snowball Fight」なるページが現れ、開始時間は午後2時、Dupont Circle。 それを見た人々はすぐざまTwitterで友人知人に情報を流し、ぞくぞくと集まった人たちは、なんと3千人超。 私は? 行きませんでしたよ。 こわいもん。(寒いの嫌いだし) Dupont Circleで何千人ものヒマ人たちが、あまり余った熱気を発散させている間に、雪はようやくやみ、空にはうっすらと夕焼けが。 雪合戦には参加しなかった間に、焼いたクッキー。 このレシピで作るのは2度目。とっても簡単なのに、出来上がりはいつもハズレなし。 タネを半分には抹茶。もう半分はくるみとクランベリー。 夕ご飯は、雪を見ながら鍋焼きうどん。 NBCのDCローカル局は、今日は一日中雪の街の様子を写していた。 明日から気温が一気に上がって雪があっという間に溶ける・・・わけはなく、かえって低くなる気温で雪が固まって凍りになる前に雪かきをしなさいと、ひっきりなしに呼びかけている。 そしてさらに恐ろしいことを。 ・・・また、すぐに来るんだってさ。 次の雪。 #
by yaezakura6024
| 2010-02-07 10:55
| Life
雪あらしがやって来る
日本では、どうやら今冬は暖冬のようですが。
DC(を含むアメリカ東北部)は、ちょっと異常な寒さと雪。 NYCにいた3年間の冬の印象は、「年明けまでそれ程寒くない」→「年明けから本格的な雪」。特に毎年なぜかバレンタイン・デーに大雪が降り、学校が休校になっていた。 NYよりはずっと緯度が下り、川向こうのヴァージニア州からはもうなんとなく「南部」のかほりが漂ってくるDCに、私はちょうど1年前の年明け早々に引っ越してきた。 NYCほど雪も降らないし、気温も3~5度高くてさすがにすごしやすいなぁと感じた。 のに。 今年は、なんだか異様に寒い! しかも、12月の中ごろには、すでに米東北部をDCからNY、ボストンに見事にいいルートで通り過ぎていった大雪のせいで、すでに一度首都機能と交通が麻痺した。 先週末にも、またまとまった雪が降り、つもった雪がようやく全て溶けようかというところなのに。 今週の半ばからすでにTVは今週末に到来する「大雪あらし」の予報をじゃんじゃんと流し始めた。 クリスマス休暇のちょうど始まる頃を襲った前回の大雪で、帰省を敢行しようとしたファミリーが車と共に何台も雪の中で立ち往生となり、南からやってきたアムトラックは、DCの手前で雪に埋まり、なんと9時間も乗客は閉じ込められた。 今週末にやってくる雪あらしは、どうやら前回を遥にしのぐ記録的ブリザードになるらしい。週後半の間に何度も更新された降雪予想は、金曜日の正午ごろとうとう「金曜日没から土曜午前にかけて、総積雪20~30インチ」になってしまった。 20~30インチ = 約50~80センチ ・・・さすがに、この数値はNYCでも見なかったなぁ・・・ 夜間の一番激しい時には1時間に約5cmの積雪で、しかも風速が非常に強い「ブリザード」になるということで、DC市は雪がようやく降り始めた頃にはとっとと「大雪警報(Snow emergency)」を発令。 政府機関や民間企業も、雪で交通機関が止まる前に人々が郊外の家に帰れるように、午後からは早引き可にし、TVのニュースではレポーターが「とにかく家から出るな」と地方自治体の勧告(というよりも、切実なる魂の叫び)を繰り返した。 そんなわけで、5時頃には帰宅ラッシュは終わり、街を歩く人も通りを走る車もぐっとまばらに。 かつて北海道に5年間暮らした私としては、大雪自体には驚きはしない。 ただ、北国と違ってDCは大雪がいつも降ることを見越した設備や除雪手段が整っていない。もちろん、スノータイヤをつけている車なんて皆無だ。 そんな場所に一晩で30cm、みたいな雪あらしがやってくるとどんな事態になってしまうか、人々は12月の第1回目で思いっきり学んだ。 幸いクリスマスも正月も過ぎ、週末に行楽に行くような季節でもないこの時期、大雪が降るとなれば、みんな心おきなく「週末中家から一歩も出ない」ことに決めたようだ。 リスだろうと人間だろうと、「巣ごもり」となればまずとる行動は同じ。 それは、木曜日からすでに始まっていた。 職場から近い『Traders Joe』に昼休みを利用して買い物に。 ふと気が向いて足りない食材でも買おうかと思って行っただけだったのに、入り口を入ってぎょっとした。 目の前に、いつもは見慣れない行列が。 NYCのユニオンスクエア近くにあるマンハッタン唯一のトレジョーは、常に大入り満員でレジに繋がる行列が常に店内を1周しているという、すごい店だった。一度、ついに「入場制限」をしていたのさえ見たことがある。 ただ、DCのこの店では、列はレジの前に少しできる程度で、店内は常にカートを押して快適に動き回れる状態だったのだ。この日までは。 それがいきなりNY状態。 もちろん誰もこんな混雑状態を予想していなかったらしく、入り口から入ってくる客と言う客がもれなく「うぉ」とか「わっ!」と一瞬立ちすくんでいた。 それでも、レジのさばきの速さにかけては全米一と私が信じるトレジョーだけあって、列が意外とさくさくと進み、レジ近くのワイン売り場に到達した時。 列が3列になった。 一つは、私が並んでいる列。 向こうは、その列が折り返してレジ群に向かう列。 そして、左手に逆流してでき始めた新たな列。 店内を1周した最後尾がもう1周し始めたのだ。 そして、金曜日。 大雪到来の当日。 職場から帰ってきてまだ雪は激しくない夕方、今度は自宅から近い『Wholefoods Market』に行ってみた。 この日、朝から郊外の大型で、値段も安いスーパーでは、阿鼻叫喚が繰り広がっていたらしい。と、TVが伝えていた。 でも、コスコやジャイアントならいざ知らず、ここはホールフーズ。基本的に客は近隣に住んでる住民が歩いてきているし、独り暮らしやカップルが多い地区なので1回の買い物の量もそれ程多くないはずだ。 もちろん行列もなく、人もそれ程多くない。 なぜかカット・フルーツやサラダ用野菜の冷蔵棚がごっそりと空になっているのが、やや気になりつつも、お目当てのパスタのコーナーへ。 ・・・甘かった。 DC一帯をに突如として席巻した超一時的「プチ・オイルショック」現象は、ホールフーズと言えども、例外ではなかったらしい。 トマト缶が姿を消し、対面にあるパスタというパスタが消えていた。 さらにびっくりしたのは、この光景。 普段はもちろん全く隙間がないぐらいに詰まっているシーフード。アジアン・マーケットと違って、それほど売れ行きがよいようにも見えなかったのは取り越し苦労だったらしい。 そして、店内放送では今日は6時に閉店すると流れていた。 そして、「明日も開店します!明日も開くから、明日も買いにこれます!」という放送も、ほとんど叫び声で流れていた。 いくら大雪で週末出られないとはいえ、あくまでもここはDC。ひとあらしが過ぎれば、気温は上がるのでいつまでも雪に閉ざされているわけではない。もちろん、月曜日にはスーパーだって極々普通に営業しているだろう。 なのになぜ、このオイルショック状態? たかが2日程度家に閉じこもるのに、シーフードやカットフルーツが必要なわけはない。なにか「ごちそうを作らなければいけない」理由があるはず。 そして、興味がないせいでまったく気にも留めてなかったことを思い出した。 「Super Bowl」だ。 この全米アメフト・チャンピオン決定戦は必ずコーンチップをばりばり頬張りながらTVにかじりつかなければならない、と、どうやら遺伝子レベルに条件付けられているらしいアメリカ人。 ポテトチップや、プレッツェルが棚にまだやや残ってるあたり、さすが。 湿った重たい雪は、今、どしゃ降りのように降っている。 #
by yaezakura6024
| 2010-02-06 11:22
| Life
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