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DCでの日々やあれこれ…
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Rent Control

 Rent Control っていうのは、

 「入居した時の家賃から、ビタ1セントも家賃は値上がりしない」ことだと思ってました。

 大まちがいでした。

 来月から、家賃が上がる。
 と言っても、ほんの数十ドルなのですが。

 アパートの管理会社からの封書が届いたのです。
 ちなみに、この管理会社は昨年の暮れにいきなり変わってうちの大型アパートの管理を担当し始めた。それで何が変るわけでもなく、家賃支払いの小切手の宛名が変るぐらいで、しかも各階のエレベーターホールと廊下を全て新しくリフォームし、更に快適になったほど。

 光熱費は全て家賃に込みで、いくら電気や水を使おうと気にしなくていいし、例年になく寒い今冬にも暖房をケチられることもなく、今どき珍しい良心的なアパートだなぁと思っていたのだけど。

 こういうオチがあったのか。。。

 

 いえいえ。家賃が上がったのは別に管理会社の陰謀でもなんでもなく。

 「家賃上がるよ」通告の手紙の中にも、慌てて引っ張り出して確認した契約時の書類の中にもちゃんと書いてあったのです。
 Rent Controlがかかっているアパートでも、家賃を上げていい理由があるのです。

 それは、物価の上昇。

 経済が正常である限り(いや、一昨年の暮れからアメリカの経済は正常じゃないけど)物価は年が経つごとに少しずつ上がります。全ての物の物価が上がるのだから、家賃だってその分上げないと、管理会社が赤字になってしまいます。

 その「当然の理由として上げていい額」をAllowanceというようです。

 Rent Controlは各自治体で制定しているらしく、DCの場合は「消費者物価指数(CPI)のプラス2%まで。ただし、全体で10%を越えてはならない」。

 だから、家賃1000ドルの場合は、最悪で100ドルの値上がりもあり!?

 ちなみに、自治体から発表された今年度(?)のCPIは4.8%、と手紙の中にきっちり書いてある。
 ためしに値上がり額をもとの家賃で割ってみると、約3.4%。

 その気になれば6.8%分上げられるのだから、まぁ良心的なんではないだろうか。(と、無理やり自分を納得させる)そして、値上げは1年に1回のみとも決まっているので、すくなくともこれから1年はこの値段だし。

 NYにいた頃はずっとルームシェアだったので、「いきなり家賃が数百ドル上がった」なんて恐ろしい話(NY、特にマンハッタンではこういう話はザラみたいです。だから、みんなブルックリンやクイーンズに流出していく)も、どこか他人事で聞いていた。
 自分ひとりの部屋をようやく確保して、その代わりこうして何もかもが自分自身に降りかかってくる。

 ただ、この快適さに慣れてしまうと、家賃を安く上げるためでもとても共同生活には戻れなさそう…

 DCのこの地区は、あえて東京にたとえるなら霞ヶ関の真横に広尾と青山がくっついてるみたいな感じ(?)で、職場まで徒歩10分、ホワイトハウスまで徒歩15分。

 20畳は確実にありそうなスタジオに、異様に大きなバスルームがくっついて光熱費込み込みでこのお値段、は、東京都心やNYマンハッタンでは考えられないんじゃなかろうか。

 でも、この界隈で間違いなく一番安いアパートだけれどもね。



 Rent Control_a0170036_114677.jpg
 アパートの外でいきなり「この子と一緒に写真を撮って」と声をかけてきたおばさん。同じアパートの住民のかたでした。

 

 
 
by yaezakura6024 | 2010-02-03 11:50 | Life
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